石橋の手帖

2023年12月18日(月)

    『寺尾関逝く』

    小学生の頃、寺尾関が全盛期でした。
    寺尾関の取組みが楽しみで、そこから大相撲が大好きになりました。
    特に千代の富士との取組は興奮したことを良く覚えています。
    突っ張りで距離を取る寺尾に対して、横綱千代の富士は受けて立つ。土俵際まで何度も追い詰める。が、千代の富士の右手が寺尾の前みつを掴むと終了。
    いつだったか、立ち会った瞬間に前みつを取られ、その瞬間に勝負あり。
    記憶が確かかどうかわかりませんが、そんなシーンを思い出します。
    結局、千代の富士とは17回対戦し、1勝16敗だそうです。その1勝はテレビで見ていました。飛び跳ねて喜んだ気がします。
    実の兄の逆鉾関と兄弟関脇になった番付は僕の宝物だったりします。

    寺尾関に夢を見て、相撲が好きになりました。
    そんな寺尾関が。。。
    60歳。
    この後は、現役当時の愛称だった「アビ」を受け継いだ、阿炎関に託しましょう。

    心より御冥福をお祈り申し上げます。

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