石橋の手帖

2023年11月15日(水)

    『会社の健康診断』

    約3年ぶりに実施した会社の健康診断。
    この健康診断は、全社員及びパートさんにアンケートに回答してもらい、現状の会社の状況を知ることを目的にしています。
    前回行ったのが、2021年1月でしたので、約2.5年振りの実施です。
     
    この健康診断はとても優秀です。
    松山大学の東渕先生が長年かけて築いた「良い会社」の要素を図るものです。
     
    結果は、前回よりも会社健全度が向上していました。
    ホッとしている所です。
     
    当初、この健康診断を受けるにあたり、少々悩みました。
    色々と取り組んでいる。
    そこそこの自身はある。
    しかし、本音の部分では、現実を突きつけられる気がして少々怖い。。。
    そんな想いでした。
     
    結果を集約すると、前回に引き続き「ひだまりのスタッフは、総じて意識が高く、優秀である。」ということ。
     
    各項目を詳しく見てみると、ほぼ社員一同の課題意識も共通している。
    例えば、生産性が低い。という項目。
    生産性の点数が悪い。
    これは、かねてからの共通の課題として捉えており、そのために色々と取り組んでいる。
    その課題認識が共通項になっていることに安心をしました。
     
    また、前回の健康診断で課題として捉えたことをこの約3年で取り組んだことににより、その項目が改善していることを読み取れた。
    やはり、課題を設定し、その解決に向けて地道に取り組み事は、成果につながる。
    そんなことを確認できたのも大きな収穫。
     
    この健康診断は、2年ごとに実施しようと考えている。
    同じ内容での健康診断の為、比較検討が出来る。
    また、東渕先生やウィズワークスの高橋社長からのフィードバックが目から鱗の事が多く、有難い。
     
    しかしながら、今回も課題を発見した。
    その課題を前回とは違い、幹部と共有し、幹部に解決への道を示してもらうこととした。
    2年後に、その課題を克服しているか否か。
    今回の課題は、魔法の杖は無く、ノウハウやハウツーでは克服できない。
    ただただ日々の繰り返しでしか解決しないであろう項目。
    また新たなチャレンジ項目を設定できた。
     
    ■東渕先生の成長ドライバ理論
    「成長ドライバ理論」とは、松山大学経営学部の東渕則之教授の調査研究をもとに、企業の成果や成長を左右する原動力(ドライバ)は何か、その関連性はどうなっているのかなどを明らかにし、経営の全体像として見える化したものです。数多くの企業から情報を収集し、統計学の観点から仮説と実証を繰り返すことで、これまで可視化・定量化が困難といわれた企業成長のフレームワークが明らかになったのです。
    「成長ドライバ理論」では、企業成長の原動力は5つのメインドライバと5つのサブドライバにあると考えます。そして、経営者の「社員を大切にする思いや行為」は、10のドライバが活発に機能するためのエネルギーであり、潤滑油になるのです。

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