石橋の手帖

2023年11月10日(金)

    『再び』

    ベトナムハノイへ3月に続き再び行って参りました。
    今回も完全に調査。
    短い時間の中、16名の方々にお会いし、お話をじっくり伺いました。
    また、一般の住宅、高級別荘地の住宅、建築現場やベトナムの歴史的建築物、設備や内装のショールムなど視察が叶い、極めて有意義な時間でした。
    ベトナムの住宅事情や世相や今後の未来、現状の住宅の問題点などが良く分かりました。
     
    日本通のベトナムの方が思う日本の住宅
    1シンプル
    2スマート(機能的)
    3自然との調和
    だそうです。
    非常に的を得ており感服しました。
    あくまでも日本通の方の話です。
     
    一方で、日本に来たことも触れたこともない方々は、品質が良いことは高く評価しているものの、日本の建築のデザイン感は誤解が多い。比較的中国的な表現が多いように思い違和感も。
    要するに、日本建築に触れたことがない為に分からない。というのが正解だと思います。
    そうなれば、我々が日頃から進める住宅を眼にし、触れたときに何が起こるのか?がとても興味深いです。
    派手好きなベトナム人には、我々の日本建築はさっぱりし過ぎかもしれない。
    しかし、町中で見かける飲食店は小綺麗でかっこいいい店を見かける。大抵の場合、木を使ったインテリア。
    そこに可能性を感じる。洗練化する時代は近いと見る。
    今は時期尚早感はあるが、先駆者として日本建築を勧めて見たい。
    今回の調査結果はそんな感じです。
     
    しかし、まだまだ超えるべきハードルが多くある。
    ハードルを検証し、丁寧に潰しながら進めることになりそうである。
     
    いずれにしても、言い続け、思い続ける事が打破への第一歩である。

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