
実は木造住宅は、鉄筋・コンクリートの家と比較して地震に強いという性質を持っているのです。今まで、木造住宅の耐震性は木が全く同じものがなかったことで数値化することができなかったのですが、昨今の調査技術の向上により、徐々に数値が明らかにされつつあるので、ご紹介をさせて頂きます。

材料の強さを測るために、その材料を引っ張って引きちぎれにくいか(引張り強さ)、その材料を押してつぶれにくいか(圧縮強さ)を材料の重さあたりの強さで調べたものが上の図です。木材は、自然のものなので、1本1本の性質にバラツキはありますが、圧倒的に鉄やコンクリートなどよりも強いのです。

地震に対して同じ強さの家を違う材料で建てた場合、一番軽くできるのは、木造住宅です。軽くできるということは、地震に優位に働きます。なぜなら、地震力は重さ(住宅の自重や家具などの積載荷重など)に比例して働くことから、軽い建物にはあまり大きな力が掛からないためです。軽い建物が地震に強いというのは、日本では昔から知られていたことで、滋賀県にある彦根城には、地震の間という建物があり、造作もなるべく軽く工夫しているそうです。
1995年の阪神・淡路大震災の調査結果をふまえた現在の建築基準法で設計された木造住宅は、その工法にかかわらず被害が少ないことがわかっています。地震力を分担するのは壁であり、その量とバランスは重要です。木造住宅では、窓と壁のバランス、上下階の壁の位置関係が重要なのです。


























































